クリーム

夏至のクリームのレビュー・感想・評価

夏至(2000年製作の映画)
3.5
ベトナムのオリエンタルで美しい映像を楽しむ作品。インテリアがとても素敵だし、夏の雨や異国文化に癒されます。内容は、三姉妹を中心に進む群像劇だが、たいして面白い話ではない。雰囲気や映像重視の作品。
首都ハノイ。母の命日に集まったスオン、カイン、リエンの3姉妹。それぞれに秘密を抱えながら、生きている。ベトナムの纏わりつく湿気の中、3姉妹の問題が浮き彫りになって行くのでした。



ネタバレ↓



カフェの女主人·長女のスオンは、幼い息子がいる。が、夫クオックには愛人とその子供がいて、自分も行きずりの青年トゥアンと不倫関係にあった。
次女カインは新婚で、ライターの夫キエンは、処女小説に行き詰まっていて、妊娠が判明するもまだ二人の秘密にしておきたい。キエンが浮気したと思っている。
三女リエンは学生で、兄ハイと異常な程、仲が良くアパート暮らし。恋人ホアとは最近うまくいっていない。SEXしておらず、生理が来たのに妊娠したの思う馬鹿女。こんな女子今どき、ベトナムでもいないと思うが…。
ラストに三姉妹は、それぞれ打ち明け合って、泣き笑いで終わる。

男どもが最低だ。長女の夫なんて植物の写真家で、絶対金は稼げてない。長女のカフェの稼ぎで暮らしてる癖に浮気して外子まで作る。長女は、カフェで食べていけてるので、さっさと離婚した方がいい。あんなクズはさっさと捨ててしまえ!
次女の夫も処女作すら売れてない男がどうやって収入を得てるのか?子供作って食っていけるのか?妊娠中の妻がいるのに他の女と浮気を考えるし、こいつもどうよ?
三女は、頭がおかしい。SEXしてないのに妊娠したと思う様な女が今時いるのか?これは、ヒドイ。あのまま兄と近親相姦の方が面白かったのに…。この子の存在でリアリティが消え、イッキに物語がつまらなくなってる気がした。
まあ、それぞれが生きて行かないといけないので、幸せを祈る!としか感想もないが、ベトナムの風景や生活様式に癒されたので、まあいいっかぁ。って、感じです。

茹でたタニシを食べるんだぁ。
クリーム

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