「流れ者」「渡り鳥」「拳銃無頼帖」と、脚本が全部山崎巌で、話もほぼ同じ、「渡り鳥」と「流れ者」は主演がアキラなのも同じなんだけど、第1作は撮影してる人が全部違う。
この作品は姫田真佐久で、姫田真佐久らしさのある映像なので、やっぱりこれが一番よくできてる気がする。人物の動きやカメラワークの意外性や、いつもの横長のカット。人物も横長を強調するように、横に動く(山崎徳次郎らしさがどれだけ出てるのかは分からないけど)。
クライマックスのルリ子は「めまい」「北北西」なんだろうな。宍戸錠が普通のシリアス演技をしてるのも貴重かも(50年代の作品でも普通の演技)。