ノットステア

容疑者Xの献身のノットステアのレビュー・感想・評価

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)
4.9
○感想
いつ観たのかも何で観たのかも覚えていない。
ただ、ストーリーも観たときに自分の感情がどうなったのかも忘れられない。
泣いた。

原作小説も読んでいる。ガリレオシリーズは途中まで読んでる。ほとんど忘れている。『容疑者Xの献身』だけは、忘れられない。
堤真一演じる石神という数学教師の愛が、生徒への愛?違う。数学への愛?それはあるけど。愛した人を思う気持ちがたまらなかつた。献身的な愛。。。

石神、カッコよすぎる。人を殺すのはダメだけど、だってもう唯一の希望なんだもん。自分の人生とかもう何だって投げ出せるほどの愛ってなんなん。

以下、あらすじ











○あらすじ
花岡靖子が元夫を殺す。その物音を聞いた石神(堤真一)は靖子の元を訪ねる。
石神は靖子とその娘を守るためにアリバイを偽装する指示を出す。
なぜそんなことをするのか。生きる意味を見失っていた石神だったが、お弁当屋で働く靖子の姿を見て、生きる希望を持つようになったから。

顔を潰され指紋も焼かれた死体が見つかる。
身元が判明。
容疑者は、被害者の元妻・靖子。完璧なアリバイあり。
警察の内海(柴咲コウ)は湯川(福山雅治)に協力を依頼する。
靖子が住むアパートの隣人は湯川の大学時代の親友。天才数学者、石神。
湯川は再会を喜ぶ。
湯川は数学にしか興味を持たなかった石神が、湯川の容姿を羨ましがることを不思議に思う。石神が靖子に恋をして隠蔽したことに気づく。証拠を見つけていく。

石神は、殺したのは自分だと警察に自首する。動機は、靖子のことが好きだったため。自首した理由は靖子に裏切られたため。

石神の部屋から、犯行に使われた凶器や、石神が靖子に対してストーカー行為をしていた証拠が見つかる。
全て石神の狙い通り。
しかし、湯川は靖子に会い、石神が靖子とその娘のためにしたことを話す。石神はホームレスを殺し、それを靖子の元夫の死体だと隠蔽することで靖子たちのアリバイを作っていた。
靖子も知らなかった偽装工作。

靖子は石神の元へ駆け寄る。自分たちだけが幸せになることはできない。石神と一緒に罰を受ける、と。

石神は泣き叫ぶ。どうして?どうして?