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わさおのlalalalabombaのレビュー・感想・評価

わさお(2010年製作の映画)
2.1
あのわさおがわさおとして出演するルミエール兄弟の頃からの映画の原点。わさおがいたからこの映画ができた。
それだけ。
ただ、それだけだ。
ストーリーにはなんの必然性もなく、破綻している。わさおが出てること自体が必然。
子供と犬という王道。子供の縁起がダメダメなので犬だけ出ていればよろしい。

人間界のくだらないドラマ(トライアスロンとか、熊退治とか,婚約とかお母さんとか…)どうでもいいのでわさおの自由な脱走ライフをただひたすら撮ってくれればそれでよかったのに。
犬が自由に楽しそうにしてるのを見れば観てる人はそれだけで幸せになれるはず。

そのためにクセの強くない人畜無害なキャスティングをしたんだろうから。

音楽もわざとらしすぎる。


舞台は津軽弁の聖地鯵ヶ沢。いっそのことガリガリのズーズー弁で地元民以外は意味ががわからないほどの方言で全編通してくれたら嬉しかった。セリフなんて聞き取れなくていいから。なんなら字幕をつければいい。
どうやら鯵ヶ沢トライアスロンは実際に開催されているショートタイプの大会のようで完走するだけなら出場はできそうだけど、関門がどのくらいのタイムなのか?
あのゴールシーンで感動させるのはちょっと無理があると思う。

犬の世界から見ると人間界はまことにくだらないということ。

昔テレビで見ていた「名犬リンチンチン」を思い出した。
薬師丸ひろ子が歌えばとりあえずエンディングにはなる。
何も考えずに映画を作っても形にはなるということ。
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