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晩菊のragaのレビュー・感想・評価

晩菊(1954年製作の映画)
3.0
四人の元芸者が金銭にまつわる世知辛い日常を生き抜こうとする。若さには負けるが、熟した洞察力は、不甲斐ない男性諸氏に呆れながら楽しむ術を模索する。虐げようとする男女差別はここになく、女性の強かさ、男性の夢見がちな愚かさが描かれる。センシティブなつくりよりも今作のような彼女たちの勇ましさが心地良い。トンカツが無性に食べたくなるのは私だけでないはず。
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