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スリーピー・ホロウのkahoのネタバレレビュー・内容・結末

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

不器用に生きてるイカボットがかわいい。自信満々で実は臆病で、割と抜けてて立ち直り早くて笑えます。何回気絶したんだろう。そしてカトリーナが美少女!呪いを信じる危うさと純粋さと証拠を燃やしちゃう大胆な女性らしさと。いいバランスなヒロインでした。

この時代の衣装はとても映像映えして綺麗。

普通に生身の人間が犯人かと思いきや、本物の幽霊、人間だった頃から化け物じみてるけど、が本当に実行犯ってなかなか斬新でした。

やっぱり作り物?ってオチかなと思いきや、本当に地獄から復活してきてた。
木から出てくるシーンよりも、木の中に頭が埋まってる画の方がインパクトありすぎて恐ろしかった。。
木を切ると血が噴き出すシーンもティムバートン作品って感じでした。ダークファンタジーな設定と同じぐらい、映像のグロテスクさも売りだよね。

西の森の妹はどういう生き方を選んだんだろう。姉に負けず劣らず濃いキャラだと思うのですが。そういう生き方を仕込んだ母は本物の魔女?

魔女と疑われて殺されたイカボットの母、トラウマな過去ですよね。。父が怖すぎる。狂信的な人間って自分を信じ過ぎてて心底怖い。マトモな理屈で抵抗できないし。軽くあしらうことで恨まれるかもしれないし。
父は今どうしているのか出てこなかったけど、そこで復讐とかによらないところが彼の優しさかな。彼だって、復讐に走ってもおかしくなかったのに。つまり本人次第なってことかな、生き方も。
カトリーナは母に似てて、純真で優しく、可愛らしい。
魔女のイメージって色々あるけど、この映画には純真無垢な少女っぽい人としたたかで女を武器にする悪女の両方が出てきて、対比が面白い。

姉は首なし騎士にとって何だったのか。自分の死ぬ原因。蘇らせた憎い相手?最後のキスは、同類な彼女への愛なのかな。

警官として、科学捜査をするはずが、結局彼の思想がどこに落ち着いたのかは謎。試されてるのはお前だって、あの人たちは途中で再登場するかなと思いきや、そのまま投げっぱなしでした。
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