Adele

若き獅子たちのAdeleのレビュー・感想・評価

若き獅子たち(1958年製作の映画)
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マーロン・ブランド
モンゴメリー・クラフト
ディーン・マーティン
豪華共演!!!

そして、2時間40分超えなのに、その長さを感じさせない作品だった
しかし、こんなにも豪華キャストなのに何かが足りない、物足りないそんな作品でもあった

金髪にしたマーロン・ブランドは貫禄がありよかったと思うが、ドイツ人ナチ役には少し無理があるように思う
どこからどう見ても、やはりアメリカンにしか見えない…
おまけに周りのナチ連中もみんなオール英語オンリーだから、周りの連中もドイツ人に全然見えない…

ユダヤ人役のモンゴメリー・クリフトも事故後まもなくの復帰だったせいか、ぎこちなく、いつもの素晴らしさが見られない

ディーン・マーティンもパーティーシーンで少しだけ素晴らしい歌声を披露してくれているが、結局は添え物程度の役柄…

それぞれ女性パートナーとの関わりやシーンがあるがそれも全て中途半端な仕上がり

パッケージやあらすじだけ読むとバリバリの戦争ものかなと思いきや、ほとんどが人間ドラマ仕上がり
もちろん戦闘シーンもあるが、こちらも期待したほどではなく中途半端
結局、豪華キャストの戦争ものにしつつも、人間ドラマ中心になってしまった印象です

ブランドとモンティの直接的な共演は本当にラストのみ
この2人のバリバリの共演を期待して観た人は肩透かしを食らうかもしれません
悪くはないけれど、全体的に何かが足りない、そんな作品でした
Adele

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