Ugh

遥かなる甲子園のUghのレビュー・感想・評価

遥かなる甲子園(1990年製作の映画)
4.0
1980年、沖縄ろう学校の生徒が甲子園を目指す、話。


ろう学校の生徒数多いな、という印象。「ベトナムの北爆が激しくなった頃、アメリカで流行った風疹が、米軍基地のある沖縄でも大流行した。妊婦が罹ると母体は熱も発疹も大した事ないが、ウイルスが胎児の聴覚経路の感音系を破壊する」そうで、同じ頃何百人も同じような子供が生まれたそうだ。


膨らませた風船を使って子供に声を出す練習をする場面、子供が泣きながら“あーー(涙)あーー(ヒックヒク、涙)”に苦しくなった。発語訓練する方もさせる方も辛そう。


ちょっといいなと思ったのは、不良グループの中にろう学校の子もいたこと。ちゃんと仲間って感じがした(ボートを乗り回して捕まってたり、悪さしてたけど)


三浦友和はかっこいい、田中美佐子は可愛い、植木等は好々爺。手話も自然で、とてもいい映画だった。ボートにのる2人が手話してるシーンもキレイ。
でも、試合の後選手を讃える拍手は手話表現の方が良かったのでは?


ZIGGYが主題歌なのも時代だね。
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