カトー

戦火の馬のカトーのレビュー・感想・評価

戦火の馬(2011年製作の映画)
4.0
何だか、スピルバーグ監督作品の中でどんな点に関しても保留なく好きといえる最後の作品かもしれない。もちろん、最近の作品が質が低いということではなく、単純に好みの問題なんです。「フェイブルマンズ」でも触れていたけど、スピルバーグは、ジョン・フォード作品が骨の髄まで、好きなんだな。そして、その遺伝子を受け継いだこの作品にもその感覚が素直に表れていて、親子の関係や画面作りに特に感じました。誠実さと愚直さが最後には報われる、この感じがとても胸に沁みます。
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