ゴン吉

劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜のゴン吉のレビュー・感想・評価

4.1
宇宙を舞台にしたSFバトルアクション・ヒューマンドラマ”マクロスF”の劇場版アニメの第一弾。 
菅野よう子が楽曲を、May'n と中島愛が劇中歌を担当。 

西暦2059年、25番目の巨大移民船団マクロスフロンティアが銀河の中心宙域に向けて大航海を続けていた。
そして今、星の海を超えて、このフロンティアに一人の歌姫・銀河の妖精シェリル・ノームが舞い降りる。
2009年のリン・ミンメイ、2040年のシャロン・アップル、2045年のファイアー・ボンバーなどの伝説の歌手に続いて、そして今、「あたしの歌を聞け!」の一声でコンサートが始まる。
歌姫シェリルはバック・パフォーマンサーの青年アルトを挑発して命懸けの演出を繰り広げながら熱唱する。
そのライブ中に突然、敵が襲撃してくる…

マクロスフロンティア公開15周年。
公開当時に劇場で鑑賞したが、15年経って色褪せていない。
あらためて観ると、作品の完成度の高さに驚かされる。
迫力ある歌姫のコンサートと民間軍事企業SMSによる戦闘シーン!
SMSの最新鋭戦闘機VF25がカッコいい。
美青年、美少女、カワイ子ちゃん、女スパイなどの魅力的なキャラクターたちが、ユーモアを交えながら、ちょっぴり色気も魅せて様々な人間ドラマを繰り広げる。
「わたしも飛べるかな」 
歌手になることを夢見るヒロインの一人である中華料理店・娘娘(ニャンニャン)の看板娘ライカ。
彼女の”スターライト納豆”のネバネバショー、”開拓重機”、”ダイナム超合金”のバルキリー、”超時空飯店 娘々”のマグロ饅、予備校の”だるまゼミナール”、ファミリーマート銀河出店100万店舗記念の”ファミリーマート・コスモス”などのコスプレでのCMソング活動がお茶目で可愛らしい。
様々な愛が交差し、スパイも絡みながら二転三転する展開も楽しめる。
そして何と言っても歌姫たちのライブシーンが熱く、たくさんの見どころが詰まった作品です。
「ちゃんと受け取りなさいよ こんなサービス滅多にしないんだから」
本作で投げかけられた謎は続編で明らかになるので、乞うご期待!
「ひとりぼっちじゃない か」  

2023.3 BS12で鑑賞(日曜アニメ劇場)
ゴン吉

ゴン吉