実話ベースの脱獄映画。
サンフランシスコ湾に浮かぶ孤島の刑務所アルカトラズ。潮の流れが早く、警備も厳重なことから脱獄不可能とされていた場所。しかし1962年、終身刑囚フランク・モリスをはじめとした男3人が、まさかの脱獄成功を果たした。
非常に静かな映画。妙な演出はしない。それが、鉄壁の牢獄から抜け出すためのコツコツとした計画・実行にはしっくりくる。モリスを演じたイーストウッドのあの何とも言えない表情と声のトーンもまた同じ。
「本当にこれでバレないの？」「本当にこんなうまくいく？」と何度も疑いたくなるけれど、ググってみれば一目瞭然。本当なんだ。疑う気持ちがあってもなくても、鑑賞後にはぜひ当時の写真を見てほしい。ゾクゾクします！
事件後、この刑務所は閉鎖。連邦刑務所としては29年、監獄としては1世紀以上の歴史がある場所だったそう。老朽化していなかったら、本当に鉄壁だったんだろうね。
それにしても脱獄犯の自頭の良さっていうのは何なんだろうね…もっと他のことに活かせば成功できるだろうに。笑
