なりかけゾンビ

ブラス!のなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

ブラス!(1996年製作の映画)
3.9
炭鉱夫達が直面した辛い現実と、音楽が繋ぎとめてくれる力を感じられる群像劇


内容
ヨークシャーにある炭鉱町グリムリー。炭鉱が閉鎖へと進み、炭鉱夫達は音楽に対する熱意も希望も失いかけていた。


実在したグライムソープ・コリアリー・バンドのエピソードを元に作られた映画


失業、病気、ローン、コミュニティーの崩壊、自殺未遂…
ひたすら絶望だし、
炭鉱とその労働者住宅街の陰鬱な雰囲気も相まって映画全体が暗いwww

イギリス映画だし、個人的にはこの暗さも好きだけどね〜w


終盤で演奏する音楽はどれも気持ちを明るく強く支えてくれいるというのが、音楽だけでなく皆の表情からも溢れていた😊

そして、音楽だけが全てだったダニーが
生きていく上で音楽よりも大切な家族や家を守れない現実の非情さを嘆いた演説が感動した😭


あと、この時代のユアンは無敵
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