やす

机のなかみのやすのレビュー・感想・評価

机のなかみ(2006年製作の映画)
4.0
吉田恵輔監督作品で見たことがなかったこの映画。
アマプラで無料配信になってた!

映画サークルにいた頃、メンバーの中で『さんかく』がヤバいと大好評だったので見に行き、それからこの監督を追いかけてますが、
この映画どこか同じ雰囲気を感じると思いましたが、それ以上にヤバかった😓

この映画は二部構成になってるところが最大の面白さ。
正直一部は、家庭教師の先生がヤバすぎて無理かも😓と思いましたが…
二部があったことで面白いかも…に逆転。

登場人物はダメダメでイタくて引きましたが…(苦笑)
みんな普通に見えるけど普通じゃなく😨

そんな中、女子高校生の鈴木美生が可愛くて、10代の頃の宮﨑あおいと見間違う!
でも可愛いけどそれだけじゃなくて、痛くて痛くて悲しくなる。
最初は誰にも共感出来ないかもと思ったけど、この子の悲しさに共感できて良かった。

最近の監督は社会風刺を含めて心が激しく痛くなる映画が多いけど、この頃はリアルな日常の中に人のおかしみや滑稽さを描いていて懐かしい。
これは大好きな『ばしゃ馬さん』にも通じてて、こういう身近に感じられるどうしようもなさが好きでした。
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