あきっこ

パプリカのあきっこのレビュー・感想・評価

パプリカ(2006年製作の映画)
3.9
映画全体を通して、色とりどりの気持ち悪さが画面いっぱいに襲ってくる。とにかく“気持ち悪い”と感じる場面が多いんだけど、それが言葉では説明できない夢という概念の理屈の通じなさを完璧に表してる。日本人形が苦手な自分にとっては本当に不気味だった。

大量の視覚情報の波の中に、色々な二項対立や無意識、トラウマの問題など哲学的なテーマが見え隠れする。この辺を深掘りするにはもう絶対フロイトとかが関係してくるんだろうけど、あまり詳しくないからな……。

あと、終始色んな欲をぶつけられるあっちゃんが大変そうだった。
あきっこ

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