ヴォルデモートの支配が力を増す中、ハリーはダンブルドアと共にこの事態打開の手がかりを追う物語。
「ハリー・ポッター」シリーズ6作目。このシリーズも残すところあと3作。ラストの「死の秘宝」へ向けての繋ぎにあたる作品。実際バトルシーンは少なく、ハリーたちの活躍もほぼありません。
初期の作品と比べて圧倒的にダークになった作風。そんな中でもロンを巡るパートは暗い中でも楽しめる明るめなところ。
本作のキーパーソンはダンブルドア、マルフォイ、スネイプ先生。彼らが織りなすクライマックスはシリーズの中でもトップクラスに心を動かされた場面。そこから次回の最終2作へ繋がる流れも完璧レベル。
ここからラスト「死の秘宝」2作はどう締め括るか。まだ見ていないので楽しみにしています。本作を見たのが今だから言える事ですが、ダンブルドア先生役のマイケル・ガンボン、スネイプ先生のアラン・リックマン。お二人共今では故人なのは残念。心から御冥福をお祈りします。