このレビューはネタバレを含みます
母親は子供を守る為なら、何にでもなる。
空き家屋上の柵にまるで布団を干すように引っ掛けられた女子高生の遺体が発見された。
障害を持ち、数分前の記憶さえ曖昧になってしまうトジュンは女子高生が殺される前にストーキングのようなことをしていた所を目撃されていて、警察に捕まってしまう。
しかも提示された書類の意味もわからぬまま拇印を押して自らの罪を認めてしまったのだ。
トジュンを溺愛する母親は息子の無罪を信じて1人事件の証拠を集め始める。
調べた先に辿り着いた真相とは…
なんというか、すごい映画を観た
韓国映画恐るべし！
認知症の母を養う為、米の為に援交をする女。
生活困窮の為親に農薬を盛られる男。
貧困問題を逃げずに描いたせいでとても胸糞が悪く、重たい映画になっていた。
最終的に廃品回収の親父(まぁこいつは援交に加担しようとしていたのでそれほど同情は出来ないが)は惨殺されるしトジュンの代わりに捕まった知的障害者は多分冤罪だし、徹底的に救いがない。
トジュンの知的障害は演技だという考察があったけど、本当？
そんな描写があったんだろうか。
見逃しているのか。
ミナ役のチョン・ウヒのルックスが清涼剤だったが、それ以外はもう…
気力がある時に観てほしい。
