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遊星からの物体Xのタロウのレビュー・感想・評価

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
3.8
『THE THING/遊星からの物体X』




いきなりワンちゃんが空から銃撃されている、という衝撃の幕開け。南極基地で働く男たちに降りかかるとんでもない出来事を描いた作品です。で、何を隠そう最初のワンちゃんがちゃんと銃撃されてしかるべき存在なんだとちゃんと分かっていきます..。

可愛らしい顔は裂け、もふもふの体からは無数の触手、異形の存在に変貌するシーンがとにかく強烈!ちょっと照明暗すぎてちょこちょこ何が起きてるか把握しづらいというのは差し引いても、とにかく目に焼き付くクリーチャーの姿がそこには映し出されています。そう、やっぱりこの映画はなんと言っても令和の今見ても全く色褪せないクリーチャー造形が魅力。

隊員たちが"生き物"と呼ぶ怪物は、他の生物を取り込んで全く同じ姿形に変身するというやっかいな能力持ち。案の定、1人また1人と隊員たちも犠牲になっていくのですが、ここの造形がとにかくスゴい!キショい!グロい!のオンパレード。一体何を元にあんなビジュアルにしようというアイデアが浮かんだんだろう..。監督の頭の中を覗きたいです。

+αで展開するお前か?いやお前だろ!な疑心暗鬼ムード渦巻く極限状態に陥っていくスリリングな人間模様もハラハラするし、満足度高かったー!
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