この映画の価値は倉田保昭さんとブルース・リャンの対決にあると言っていいだろう。
お互い足技がメインでそのキレといいハイキックの高さといい、ほぼ互角。
ただ何故かローマ市内で倉田さんが格闘中に逃げまくり、逃げては戦い、逃げては戦いしてるうちに雪山に来てる。いやいや何百キロも走ったんか?というツッコみはありつつ
素晴らしい戦いであった。
ローマと言えばブルース・リー「ドラゴンへの道」を意識してのロケ地とは思うが。。。
映画としてはかなり酷い。ストーリーがもうめちゃくちゃ。
これを思うと「ドラゴンへの道」でのブルース・リーの格闘シーンは歴史に残る戦い。
しかもストーリーもすごい面白い。ブルース・リーは格闘もしながら監督もこなしている。
この映画と比べてしまうとどんだけすごいのかが逆にわかる。
ただ倉田保昭さんとブルース・リャンの身体能力は素晴らしいので、監督がまともなら
超名作を作れたと思うんだ。