松井の天井直撃ホームラン

ブルーノの松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

ブルーノ(2009年製作の映画)
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↓のレビューは。今はもうなくなっってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて投稿したレビューになります。

☆☆★★

前作の『ボラット…』は、偽のドキュメンタリーをドキュメンタリーする…としながら、単なる悪ふざけに終始した為に微妙な内容だった。
実際に存在する国を馬鹿にする辺りも、観ていて“乗れない”原因になっていたと思う。

相変わらずやっている事に前作からの進歩は全く無く、単なる悪ふざけが延々と続く。
それでも、前作で免疫力が付いてしまったからか?それとも、事前に自らハードルを低くして観たからか?そこそこすんなりと見ていられた。
今回は国・民族をおちょくっている訳では無く、“特定の人達”を笑い飛ばしているのも有るのだろうか?勿論怒る人も居るだろうが、比較的自分を自ら笑い飛ばす事の出来る人達でも有るから…。
そして、観て貰えは解るが、所詮は“やらせ”よりも“劇映画”としての脚本が存在しているのが大きく、単純にストーリー性の有る映画として観ていられる。
一見すると、やっている流れは行き当たりばったりの様に見えるが、結構練り込まれている気がする。
気がするが…やっぱりとんでもない事もしでかしながら、時々脱線しては廻りを白黒させる。まぁ、偽ドキュメンタリーが売りなのだから当然なのだが、肝心の偽ドキュメント場面がそれ程面白く無いのは考えものか…。

不覚にも“写真”ネタでクスっとしてしまう。それまでは全く笑う場面等皆無だったのだけれども…。
以後、爆笑する事は無かったが、数回クスっとしてしまう。まぁ良いか(苦笑)

完全ドキュメントと言える、ちらっとハ○ソン・フ○ードが登場する場面と、ハンター3人の表情が一番面白かったかな。

最後の阿呆らしさこそが、この映画の真骨頂と言えるかも

エ○ドクレ○ットにて、超大物登場場面有り。


(2010年3月27日新宿バルト9/スクリーン7)

※ 不覚にも写真ネタで少し笑ってしまった(-_-;)