松長もんど

ブラック・ダリアの松長もんどのレビュー・感想・評価

ブラック・ダリア(2006年製作の映画)
2.0
全然ダメな意味での問題作。ヤバい。やっちまったデ・パルマ大先生(泣)

3時間尺の映画を、無理矢理、強引に、デタラメに2時間にした(としか思えない)作品。良い所と言えば、頑張って絞り出して螺旋階段のシーンだが、それも『アンタッチャブル』のセルフ劣化コピー。
3人の物語にしては薄いし、ブラック・ダリア事件の物語にしては薄い。なので唐突に訪れるラストの展開に、頭上には「?」。それと「こ、これはヤバい!」という笑い。一体全体なんの映画だったのか、何が伝えたかったのか分からない。

加えて、元々本作を撮る予定だったデヴィット・フィンチャーが後に撮った『ゾディアック』が傑作だったというのも併せてツライ本作でした。。