円柱野郎

ゾディアックの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

ゾディアック(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

デヴィッド・フィンチャー監督で連続殺人モノと言えば「セブン」を思い出さないわけにはいかないけど、この作品は最後まで警察や記者という追う側の姿を描いた作品。しかも未解決でもあるこの事件を追うことで人生を狂わしていった男達の物語なので、「セブン」とはちょっと作風が違う。この作品のアプローチは面白かったね。
主人公が“ゾディアック”に執着し過ぎていく過程が丁寧に描かれているし、それでいてサスペンス性もドラマ性もバランスが取れてる。かなり考えさせながら、最後まで引っ張って魅せてくれました。最後でに真相へ肉薄した主人公にはハラハラw 結局史実通り真相は闇ではあるけども、状況証拠の犯人が、科学的な証拠でシロになる不可解さは何か…。一瞬劇中で言及される複数犯説というのはあながち…?
でも真相は分からないんだよね。だからこそ今でも題材になる事件なのだろうけども。
円柱野郎

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