藤

旅立ちの時の藤のレビュー・感想・評価

旅立ちの時(1988年製作の映画)
3.0
自分の両親が指名手配犯で、自分も逃亡生活を送らなければいけない…。子供達は親の人生に振り回され、1箇所に長く留まる事もなく、名前を変え髪色を変え転校を繰り返す…。

「こんな人生耐えられない!」と思える私はきっと恵まれた環境で生きてこれたんだなと。逃亡生活以外の人生を知らない子供達は、幼い頃からこの環境が当たり前な訳で。

リヴァーは、環境こそ違えど、図らずともこの映画に自分自身の人生を重ね合わせたのではないだろうか?なんとも切ない映画でした。

…ラストが呆気ないのが玉に瑕だが。
藤