これでもかってくらい不条理な世の中。
労働者階級の失業、日雇、日暮しのやるせなさ。
だけれどもそこに失望はない。
極寒の北欧で、オープンカーぶっ飛ばすのですよ。
でっかいキャデラック乗って。
ロードムービーなんですね。笑
ともすれば絶望してしまうような状況の中でも、人と関わって助け合ったり、人を信じる気持ちを失わない。
それがどんなに人間にとって大切か、じわじわとしみわたってきます。
が、別に、映画としてそこを主張して、訴えてるわけではないのがまた、おもしろい。
ひたすらに淡々と起こる出来事が、描かれているだけ。