ヒロ吉

雨の午後の降霊祭のヒロ吉のレビュー・感想・評価

雨の午後の降霊祭(1964年製作の映画)
3.8
DVDにて字幕鑑賞。TSUTAYA宅配レンタル。
りょーこさんのレビューより鑑賞。
いつもありがとうございます😊

あらすじは降霊会を度々行っている霊媒師のマイラは自分の力をもっと認めて欲しいと思い始める。
そこで夫ビリーと協力して学校から帰るところの少女アマンダを誘拐し、誘拐事件の情報提供をして自分の力を誇示しようとするが…というもの。

面白い!

黒沢清監督作品『降霊』の元ネタ

霊媒師としての自分の力を誇示する為、狂言誘拐を行う夫婦を描いたイギリス産モノクロサスペンス作品。

Jホラー要素が強かった『降霊』に対して案外オカルト描写はなく、心理描写が丁寧に描かれている誘拐劇と夫婦がずぶの素人の為ハラハラする作りのバランスが良い。

病室に閉じ込めている様に思わせ夫婦が医者や看護師に扮するが、少女アマンダもこの状況を疑ったり…
ラストは霊的なモノを信じる警視まで降霊会に参加…

カメラワーク、カット割りが秀逸。
特にビリーが身代金を奪うところはとても良かった。

マイラは本当に霊媒師としての才があるのか?
それとも…?
徐々にマイラの人物背景が明らかになっていく展開も良き。
哀しきかな…

オチが秀逸で好き
ヒロ吉

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