ひでP

マンハッタンのひでPのレビュー・感想・評価

マンハッタン(1979年製作の映画)
3.8
2024年03月16日Amazonプライム、無料配信。

アレン独特風味で「不埒な人間」を描く。
インテリ風で屁理屈で嫌味で風刺も効いてて身勝手な、観てる方を惑わす。
居そうで居なさそうで、でもどこにでも居そうな危うく心の儚い人間臭い人間。
引っ掻き回す天才。

ジョージ・ガーシュウィンの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」が心地よい。
ウッディ・アレンが監督・脚本・主演。
モノクロ映画。
多種多様な人がうごめくニューヨーク。
ハチャメチャな恋愛や現代人の人間関係をアレン独自のシュールな切り口で描く。
ウディ・アレンがアカデミー脚本賞、
マリエル・ヘミングウェイが助演女優賞にノミネート。
シリアスな内容にアレンのコメディ演技と小粋な台詞で笑わせるアレンスタイルが確立され作品。


テレビライターの42歳アイザックと親友の学校教師エール。
ニューヨークのレストランでいつものようにだべってる。
アイザックは、積極的な17歳の学生トレーシーと同棲中。彼は2度の離婚歴、2番目の妻ジルは彼との生活を暴露本を書こうとしていることに頭を悩ませていた。
エールは結婚12年。他の女性を好きになったとアイザックに打ち明ける。
アイザックは、TVライターとして売れっ子だが、低俗な笑いに辟易してテレビ局を辞めてしまう。シリアスな小説家に転向しようと産みの苦しみの最中。
ある日、アイザックは、エールの浮気相手で雑誌記者メリーと出会い意気投合、夜のマンハッタンを散策する。
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