Evans

ヴィタールのEvansのレビュー・感想・評価

ヴィタール(2004年製作の映画)
3.9
「俺の意識ってどこにあるのかな」

記憶を失った医学部生が、解剖実習において、亡くなった恋人を解剖することで、失った記憶とここではない何処かへ意識が行ってしまう作品

浅野忠信の無言の演技で、間がキチンと取られて、命の重さ、傷ついた心の傷の痛み、自らは変えることの出来ない過去との向き合い方を示していた。

◆意識が亡くなった恋人に行く時は、死の淵なのか、彼女を解剖している時なのか、意識とは何なのか。思う現実と実在する現実の境目はどこにあるのか、ただ美しい沖縄の景色が何処か現実離れしていた。
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