Haru

銀座化粧のHaruのレビュー・感想・評価

銀座化粧(1951年製作の映画)
4.2
1951年にシングルマザーが主役の映画作るって、成瀬監督さすがだわ。

内容的には「女は階段を上る時」に近いけど、
それよりももっと前の作品で、
この時代(銀座化粧)の銀座から約10年後の銀座(女は〜)がすごく進化してて、
両方みると違いが面白い。

女は〜もこの時代の女性が生きていくって大変なんだな、って思ったけど、
銀座〜はもっとエグかった。

戦後の経済成長で富裕層と貧困層で差が出始めて、
しかも女でシングルマザーってなると、
そんな生き方しかないのか??って
悲しくなる。そして強く生きていくわ!っ主人公が思ってる姿も、頼もしいようで悲しい。

でも今もそんなに変わってないのかな…。
どんな人でも自由に生きていける世界になってほしい。
Haru

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