これまで数々のゴジラ映画が作られてきましたが、この作品はオリジナルゴジラの日本公開2年後に米国で最初に公開されたゴジラ映画。でもこの作品が特殊なのは、原作をそのまま字幕付きで放映するわけでも、リメイクでもなく、原作に撮り足して再編集している点。
日本を訪れた米国の特派員リチャードの目を通してみたゴジラという設定で、オリジナルのストーリーの流れは壊さずに。ちゃんと山根教授や芹沢博士も出てきます。たいていこういう無理やりな事をするとズタボロになるのが常ですが、こちらは編集の勝利か、それなりに盛り上がるように作られてます。オリジナルと比べてどうかという話では賛否両論あると思いますが、この作品により米国でも今に続くゴジラ人気がしっかりと定着したのですから評価されてしかるべき作品だと思います。
