ゆりな

王子と踊り子のゆりなのレビュー・感想・評価

王子と踊り子(1957年製作の映画)
3.7
マリリン・モンローって別れ際が一番美しいんです。
わたしは「七年目の浮気」が一番好きなんだけど、次いで二番目に好きなラストだった。だがこちらは切ない。自分の選択だもんね。

いよいよマリリン・モンロー主演の映画を見終えてきてしまうぞ……。
確かこの頃マリリンは私生活では大荒れだったような記憶。
モノクロが多いのでカラーだとやや新鮮。そしてカラーで見ると、改めてムチムチでわぁとなる!

ちょっと読み込めなかったので、ネタバレを追いつつ一緒に観た。

「なんでこんなおじさんが相手役なん?」との声が多いのですが、主演のローレンス・オリヴィエが監督してるので納得。
マリリンが映画化の権利を買い取っており、どこかで「ローマの休日を目指したのではないか?」と言われていたのも、納得。
序盤結構つまらんのだけど、後半から良い。

「ローマの休日」でアン王女が大切なことに気付いて国に戻るように、女優のエルシーも国と自分にとって大切な選択をするラストがほろ苦くて切ないけど、よかった。

酷評ですが、わたしはマリリン・モンローが出ているだけで正直楽しめるし、ラスト含め全然良かった。
ゆりな

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