猫目

ソーシャル・ネットワークの猫目のレビュー・感想・評価

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)
4.1
今更、内容ついて語る映画ではないですよね。
画面がねー美しすぎますよね。暗闇でくっきり浮かび上がるゴールド。シルバーメタルより少し暖かみがありますね。
オープニングでバーから寮までマークが走り抜けるシーンで完全に心を持っていかれるのね。猥雑とした街なのに何故か洗練されているように魅せる撮り方。そこへ重なる弦ノイズとピアノのマイナー音♪数字がいろいろ出て来て小難しい話なのに、過去と現在を交えたシーンの切り替えとテンポの良さで飽きさせないつくり。これはFB共同創始者のエドゥアルドの話でもあるのね。
実際はどうだったのだろうと思うところはいくつかあるけど、結果的に見ると、マークが巨額の賠償金を支払うという落とし所は致し方ないのかなと思った。そもそもが学生の悪ノリで始めたゲームみたいなものだから、マークも一躍時の人になってしまって、浮かれていたでしょう。エドゥアルドだけがフェニックスクラブに勧誘された嫉妬みたいなものもあっただろうなと。そこへ時代の寵児ショーン・パーカーが近づいてくれば(日本食レストランのシーンが3番目に好き)、ここぞとばかりにマウントも取りたくなりますよね。
そして、何と言ってもこの映画で最も好きなのがラストシーン!エリカに友達申請送ってから、何度も更新するマークが悲しくて堪らん。あれだけサイテーって言ってたエリカも登録しちゃうくらいFBは一般的なものになったんだよね。

アミハマが一人二役です。
ウィンクルボス双子に、作れるもんなら作ってみろって言うとこ、スクールカーストに逆らう反逆児みたいで良かった。
あとメタ的な手法も使っていたかな。
猫目

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