フランコ

一人息子のフランコのレビュー・感想・評価

一人息子(1936年製作の映画)
3.5
2016/12/20 blu-ray

小津初トーキー。時折ジャンプカットみたいになる。音声の状態も悪く、信州弁ってのもあり英語字幕に助けられた。無人カットとか構図とか、すでに誰がどう見ても小津ってわかるくらい様式は確立されてるけど、セリフ回しが鈍重。ラストは『晩春』のラストを予兆している。「これがトーキーってんですよ」って言われながら騒々しい映画を観てて爆睡する母のシーンが皮肉。あと夜の部屋のカットで窓の外がいつの間にか朝になるのがアハ体験。
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