🐉 Jackie Chan-ISM Vol.050 🐉
タキシード
◆あらすじ◆
タクシー運転手のジミー・トン(ジャッキー・チェン)はその運転技術を買われ、CSAの凄腕捜査官のクラーク・デヴリン(ジェイソン・アイザックス)の専属運転手になる。ある日、デヴリンを乗せて車を走らせていたジミーだったが、爆弾を仕掛けられて二人は爆発に巻き込まれてしまう。ジミーは無事だったが、デヴリンは大怪我を負ってしまう。ジミーはデヴリン用の高機能タキシードを着用してデヴリンの代わりを務めようとするが...。
◆感想◆
ジャッキー・チェンの製作年の年齢:48歳
ただのタクシー運転手が高機能タキシードの力で大暴れするというシンプルな内容になっており、本作のジャッキー・チェン演じる主人公のジミー・トンはあくまで車の運転技術のみ一流という制約があるため、格闘アクションは少なく、歌ったり踊ったりとコミカルな展開がメインの作品となっています。
しかし、本作の悪の組織の計画はなかなか怖さがあってコミカルな展開だけで終わらせるには惜しく感じました。もう少しシリアスなシーンを増やして緊迫感を持たせた方がストーリーに緩急が生まれ、観ている側をもっと楽しませることができると思いました。
本作の見どころである高機能タキシードの能力なんですが、ジミーがその機能を扱い切れてないせいか、失敗ばかりで能力の凄さがあまり感じられませんでした。しかし、コミカルなシーンを数多く生み出しており、煙草を吸う人にライターで火をつける機能なんていらないだろうと思いながら、そのくだらなさが面白かったと思います。
今回、ジミーとコンビになるデル・ブレイン(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)はジミーをデヴリンと思って行動し続ける優秀なのか馬鹿なのか分からない人物ですが、ジミーとのやり取りで感じられる凸凹感がありがちですが楽しかった。
アクションシーンは車でのアクションや高機能タキシードのコミカルな動きが中心になっており、カンフーアクションは一切ないので
少し残念に感じました。
良くも悪くもジャッキー・チェンのコメディ作品の王道のような内容でした。面白さはあるけれども、もっと変化が欲しいと思ってしまいました。
鑑賞日:2023年6月12日
鑑賞方法:U-NEXT