しょうちゃん

1.0 【ワン・ポイント・オー】のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

3.5
2004年のサンダンス映画祭で評判を呼んだ不条理スリラー。

アパートの一室で暮らす男のもとに送られ続ける謎の箱が引き金となって、
彼の周囲で不可解な出来事が立て続けに発生、
ついには彼自身にも恐るべき運命が忍び寄る。

老朽化したアパートに暮らすコンピュータ・プログラマーのサイモン。
差出人不明の箱が届いて、
箱を開けて中身を確認してみたが何も入ってない。
これをきっかけに周囲の住人が変死体で発見される。
箱の中に入っていたのは超微細物質【ワン・ポイント・オー】である。
主人公のサイモンは、
ひたすら“ネイチャー・フレッシュ・ミルク”を飲み続ける毎日。
家賃を滞納しているサイモンだが、
ミルクを大人買いしている。
そんなにお金があったら家賃払えと思う。
そう遠くではない近未来だが、
ダイヤル式の電話機、
懐かしいとしか思えない。
誰もが怪しいアパートの住人は、
デボラ・カーラ・アンガー、
ウド・キア、
ランス・ヘンリクセンと素晴らしいキャスティング。
こんな住人がいるアパートなら住んでみたいと思う。
デボラ・カーラ・アンガーにはエロを期待したのだが、
ノーおっぱいだった。
ウド・キアが製造した機械“アダム”の造形は不気味。
意味不明な描写が多く謎も多く残り、
観客に解釈が委ねられる作品である。
しょうちゃん

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