dune

拳銃王のduneのレビュー・感想・評価

拳銃王(1950年製作の映画)
4.0
これもまたかなり早い段階で西部劇の解体を行った作品。一度ガンマンとしての生き方を選べば絶え間ない競争に引きずり込まれ、平穏など望むべくもなくなる。誰かの踏み台になって死ぬまで。

早撃ちとして名を馳せながら平穏な日々を取り戻そうとする主人公に虫の良さを感じていたら思わぬ展開を見せる。「情けをかけるならこの場で吊るしてやった」というまさに呪いが引き継がれたことを示すラストのセリフもゾッとする。そしてまたグレゴリー・ペックが良い役者だった。
dune

dune