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呪われたジェシカのtuttleのレビュー・感想・評価

呪われたジェシカ(1971年製作の映画)
5.0
『ジェシカを死ぬほど怖がらせよう』
精神病院を退院したばかりのジェシカは、療養のため郊外に屋敷を買い、夫とその友人と共に滞在に訪れるが、度々起こる不可解な出来事に情緒を乱し正気と狂気をさまようことになる。
退院したとはいえ、病気は本当に良くなったのだろうか?という不安を抱えているジェシカは、その目で見たことを口では「現実だ」と言えても心の底から言い切ることはできず、身に迫る危機と病気再発の恐怖にのまれていく。
ジェシカの事情もあって、追い詰められていく彼女に手を差し伸べる者はいない。
孤立無援のなか転がり落ちるように迎えるラストシーンがうら寂しく虚しい。
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