ほっきょくぐま

或る夜の出来事のほっきょくぐまのネタバレレビュー・内容・結末

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1897年5月18日は、アメリカ合衆国を代表する映画監督フランク・キャプラの誕生日です🎂
監督の作品の中でも超有名な作品、
今回は或る夜の出来事を鑑賞しました✨

身分違いの恋、お相手が新聞記者というと
あの有名な「ローマの休日」を
思い出しますが、思いを秘め続けた恋とは
反対に、本作品、自分の思いに忠実な
情熱的な恋が描かれた明るいロードムービーと
なっています😆

ただひとつ、共通点もあり、アン王女も今作品のヒロイン、エリー(クローデット・コルベール)も泳ぎが達者というところは、ふたりとても
似ています🏊

物語は、要所要所にコメディ要素が
散りばめられ、特に新聞記者のピーター
(クラーク・ゲーブル)のヒッチハイクは思わず、笑ってしまう名シーンとなっています🛻

また、エリーの結婚式場から逃げ出す場面は「卒業」のラストシーンの元になっている
そうで、この2作品、比べてみるのも
楽しそうです👰

旅のあいだ、毛布で隔てた壁を
「ジェリコの壁」で表していましたが、
ラストシーンにラッパが鳴り響くことで、
実際の壁も心の壁もとけてなくなったことを
わかりやすく、表現していました🎺
面白い演出です😄

夜空の星の中、月に横たわる2人の姿をのせた
ポスターは、ピーターが夢見る恋を
あらわしたもの

映画史に残るほどのすてきなポスターとなっていました🌃