クリムゾンキング

或る夜の出来事のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

父親に結婚を反対されたじゃじゃ馬娘のエリーがNY行き長距離バスでたまたま乗り合わせた新聞記者ピーターとなんやかんや行動をともにするうちにお互い恋仲になる、約90年前のロマンティック・コメディ。
日本とは比にならないくらい長距離、しかも現代よりも治安と環境が数段悪い状態なので道中一筋縄ではいかず、バスに置いて行かれたり(これは自業自得)、荷物取られたり橋が流されて立ち往生したりとハプニングづくし。
でもバスの中でみんなんで大合唱したりオートキャンプ場で一晩泊まったりとなんだかんだ楽しそうなシーンばかりなので見ていてとても気持ちいい。

特に父親の雇った探偵をやり過ごすために一芝居打つくだりは最高に面白い。

ラストも道中の会話の伏線をうまく回収していてしかも直接映さないある意味粋な演出で品があってとても良かった。

、、んだけど、セックス・アンド・ザ・シティ2(映画版)で引用されている件のヒッチハイクの場面は当時の人はどんな気持ちで観たのだろうw