トシオ88

若草物語のトシオ88のレビュー・感想・評価

若草物語(1964年製作の映画)
3.3
日活を代表する4人の女優が華やかな姉妹を演じる1960年代の作品。サムネイルはモノクロ調だけど鮮烈な色彩が印象的なカラー作品。
芦川いづみ、浅丘ルリ子、吉永小百合、和泉雅子が各々の個性を魅せてくれる🥰。芦川いづみが四姉妹の中では一番出番が少なかったと思うけど、落ち着いた声とあの眼差し🥰。やっぱり素敵な方でした。スパッと引退した潔さは認めるけど、もっと活躍して欲しかったなぁ。
浅丘ルリ子と吉永小百合は日活青春映画のど真ん中路線を演じるので、この辺りはいつもの日活調。和泉雅子は1番の年下で奔放だけど姉妹の中では一番陽性で観てて面白かった。そして何よりも父親役の伊藤雄之助😆。物語の全てを持っていく演技力は珠玉の素晴らしさ。
羽田空港の全日空YS11からタラップをカラフルな3人が降り立つシーンから、ラスト、再び羽田空港からさまざまな方向、人生に別れていく姉妹を描く本作。活気に溢れた当時の東京🗼銀座、開通したばかりのモノレール等の景色(お金持ちボンボン役の和田浩治の実家にある一畳もある鉄板焼き装置が凄い!家中モクモク煙が💨満ちていた。そして和泉雅子が勤務するアルサロってどんなお店だったのかなぁ)と併せて、どこまでも前向きな姿勢が気持ちの良い作品😃🎬🥰。
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