ホイットモア大統領

少年探偵団 妖怪博士のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

少年探偵団 妖怪博士(1956年製作の映画)
3.6
ポプラ社版「少年探偵団・怪人二十面相」シリーズ(昭和絵の、素晴らしく味のある表紙のやつね笑)は制覇済み。
たまたまそれを調べる機会があって、無料トライアル中のU-NEXTに本作があったので懐かしくなり鑑賞。

岡田英次さん以外知ってる役者さんがおらず、白黒映画ということも相まって、今映ってる少年探偵団が誰なのかわからなくて困る笑

ただ、ジュブナイルもの、陽気な主題歌、恐らく集中力が切れることを想定した二部作性…、といったところから子供向けなのは明白だが、これが予想以上に面白い!笑

時代的に戦後間もなくの文化というか雰囲気や匂いが残っており、怪人二十面相が国際スパイで、狙うのが原子炉の設計図だったり、銃が普通に出てきたり洋館があったり、まず現代とのギャップに浪漫がいっぱい。

二十面相といえばの変装芸もふんだんに楽しめるし、後半、意外な戦法で挑戦してくるのも多分子供心に見てたら「すげー!」てなるやつ。
何なら催眠術まで使えちゃうんだから、さすがは国際スパイ!そこにシビれる!あこがれるゥ!

その二十面相のアジトの仕掛けもさることながら、爆発やアクションが65年前とは思えないほどかなりしっかりしていて、子供だろうと絶対殺すマンな彼の衝撃的な罠を披露したところでTo be continued…⇒

ここまで続きが気になる終わり方は『24』以来だぜ!