Adele

バンド・ワゴンのAdeleのレビュー・感想・評価

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)
1.0
前半はガヤガヤ騒いでるだけでダラダラと長く、途中で飽きてしまったけれど、ラスト少し感動して泣きそうになってしまった

フレッド・アステア演じるトニーは落ち目のダンサーで脚本家の友人夫婦をつてに有名演出家の元で舞台を演じることになる
その相手役に現役バレリーナのガブリエルが選ばれるのだが、トニーとは全く合わない、というストーリー

今作はアステアのダンスを堪能するというよりもミュージカル作品として楽しむ方が良いと思う
今回はアステアのソロダンスシーンは少ない
シド・チャリシーとのダンスもさほど多いわけでもない
少し残念ではあったが、よく考えると、アステアはこの時、50代半ば
それでも優雅で品があり、洗練された動きは健在

その代わり、本作ではヴィンセント・ミネリらしいユーモアとパンチの効いたミュージカル、そしてエンターテイメントとして仕上がっている

正直、ラスト感動はしたものの、前半のドタバタ劇に翻弄されたせいか個人的にはうーんと言った感じ
でも、観ていて不快な気持ちにはならないし、楽しい作品だと思う

今作における一番のツボはエヴァ・ガードナーのカメオ出演でしょうか!!!
前半、本人役で出演しています
出てきた時は本当にビックリ!!!
信じられなくて、もしかして、そっくりさん?とか思ってしまったほどw

今作は個人的にはイマイチだったものの、やはり、フレッド・アステアの作品は観ていて楽しいし気分が明るくなる
フレッド・アステア大好きです!!!
Adele

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