ジーン・ケリーのタップダンスを躍動感があると表現するならば今作の主人公フレッド・アステアのタップダンスは堅実で洗練された、と表現すればいいだろうか。
旬を過ぎてしまったおっさん俳優が起死回生のミュージカルに挑むと言うお話で、後半まで結構ゴタゴタする。大丈夫かいなって心配になる。
舞台だけでなく作品を創るということはたくさんの人の意見がぶつかり合う場でもあるわけでそれを超えて成し遂げるというのがプロというものだろう。
フレッド・アステアは自分が時代遅れの俳優と分かってて、たくさんの意見とぶつかり合いながら(当時の)現代に合わせた筋を通していくのは結構かっこよかった。
それがあるからこそザッツエンターテイメントという曲だろう。夢を追う人への応援歌と労いの歌だ。
しかし自分にはあまり響かず。ミュージカルはやっぱり温度が低いな…