タカナリ

宇宙大怪獣ドゴラのタカナリのレビュー・感想・評価

宇宙大怪獣ドゴラ(1964年製作の映画)
3.5
謎の宇宙怪獣ドゴラを撃退しようとする科学者と自衛隊の奮闘、そしてダイヤ強盗団を追って奔走する刑事達の姿が描かれた作品。

科学者側と警察側、関わりはあるものの話は大きく2つに分かれています。科学者側は突然現れたドゴラの調査、警察側は強盗団との対決です。
共通点は“ダイヤ”なんですが、この2つの道が一緒になることはないです。

パッケージに描いてあるドゴラのビジュアルなんですが、この姿のドゴラが出るのは一瞬です。怪獣として分かりやすい姿で、最後までそれでいくのかと思いきや、すぐに怪獣らしくない姿になったので驚きましたね。
あの姿で暴れるの見たかったです。

警察側の話なんですか、「007」の影響をかなり受けてます。手は抜いていないように感じます。
しかし、それをやるなら怪獣はいらないし、怪獣を出すなら上手く絡めて、怪獣をメインにした話にするべきだったのではないでしょうか。
キャラクターが魅力的だっただけに残念。

色々と思うことはありましたが、個人的には嫌いじゃないです。
若林映子キレイだったなぁ。