あやな

彼岸花のあやなのレビュー・感想・評価

彼岸花(1958年製作の映画)
4.3
いつの時代どの家も娘にとって父親は"言っても分かってくれない"存在なんだろか。それが娘を思う故というのをこの映画では不器用で頑固な父親を通して上手く描いてるけどね。そしてやはり娘に向ける笑い顔も式のシーンも出てこない!それがええんじゃ、、。
時には不誠実とも捉えられるトリックとか、今の時代じゃいきすぎなおせっかいとかも上手く働くよね(^^)
んまぁ田中絹代いいぃぃ楽しんでたラジオを消させられてもふふっと笑っているではないか〜色々乗り越えて金にしたんだねぇ熟年夫婦に憧れてしまう(^^)

それにしてもホントに、小津調さいこう!構図の美しさは恐ろしいほどでございます、
昨日見た秋刀魚の味とこれ同じセットでは?レベルで前半ごっちゃになりそうでした
あやな

あやな