keibaba08

ハート・ロッカーのkeibaba08のレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
4.0
イラクを舞台に、アメリカ軍爆弾
処理班を描いた戦争映画。

戦時下の2004年イラクで爆弾
処理活動を進める部隊は常に危険
と隣り合わせ。

殉職した隊員に代わり部隊に合流
したジェームズ軍曹は命知らずで
無鉄砲ながら、

抜群の技術で解体作業を遂行して
いくが、独断専行が多く補佐する
メンバーは不満を抱く。

様々なトラブルを経て、少しずつ
絆を深めていく彼らに、任期終了
まで残り僅かというタイミングで
ある事件が起こる。

ジェームズ役のジェレミーレナー
さんの表情が素晴らしく、緊張感
のある展開の中で、

普通の感情ではない異常な何かを
見事に表現していたように、私は
感じました。

家族でスーパーに買い物に行って
いる時に彼が見せた表情は本当に
素晴らしかったです。

通常の戦争映画とは異なり大きな
ドラマがあるというよりは淡々と
進んでいきますが、

それこそが現実に近く、そうした
環境にいる兵士の方々はおそらく
多かれ少なかれ異常な状態になる
のではないかと感じました。

アカデミー賞で6部門を受賞した
ことも納得の紛れもない銘作だと
私は考えます。
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