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キング・オブ・コメディの4747のレビュー・感想・評価

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
3.8
コメディ番組「ジェリー・ラングドン・ショー」の司会を務めるジェリー・ラングドン(ジェリー・ルイス)は大人気コメディアン。収録後の通路口には大勢の熱狂的なファンが押しかける。
その中に1人、一風変わった男が現れる。ルパート・パプキン(ロバート・デ・ニーロ)と名乗る男は、自らを絶対的なコメディの才能があると言い切り、チャンスを与えろと訴える。その場をしのぎのために、後で電話すると伝えたのだが…。

マーティン・スコセッシ監督×ロバート・デ・ニーロ主演の本作。「タクシードライバー」と同じく、ジョーカーに多大な影響を与えた作品ということで鑑賞。
確かに、というか、ジョーカーの大筋の流れは本作と同じであった。
【現実と虚構】が入り交じったストーリーや、【憧れのトークショー】に出るために手段を選ばない、など、共通点を挙げればキリがない。
思えば、ジョーカーのTVショーの司会もロバート・デ・ニーロが務めており、時空を超え、彼が同じ目にあったと思うと面白い。
ひとつの映画の背景には様々な物語があり、それらを知ることで一層映画を楽しめる。改めてそのことを感じた映画であった。
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