ヨダセアSeaYoda

チキンとプラム 〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜のヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

-
【STORY】
 大切なバイオリンを壊され、妻に嫌われ、過去愛した女性に「覚えていない」と言われ、命を断とうと決めた天才バイオリニストの最後の8日間を、現実と幻想の狭間に描く、シュールでおしゃれなフランス映画。

【REVIEW】
 現実的な部分もあれば、完全に幻想の中のお話も展開するのが今作のおしゃれポイント。ファンタジーな要素は少ない割に、映像がファンタジーに振り切っているところが絵本・おとぎ話のようで目を奪われる、素敵な作品。

 『パターソン』『タイラー・レイク』『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』などでも有名なゴルシフテ・ファラハニ様がおしゃれな衣装ばかり着ていて、とにかく主人公と一緒に彼女に夢中になってしまう。

 お見合いで結婚した2人の、若年期からの複雑な関係も今作の魅力。
 ツンツンした妻の本音や過去が明らかになるシーンでは、なんとも言えない歯痒い気持ちに。結婚式のショットも花に囲まれてとてもおしゃれ。

---
観た回数:1回
ヨダセアSeaYoda

ヨダセアSeaYoda