名もなき高校球児たちの夏が終わる。
一所懸命に取り組んだからこそ受け入れられる結果があって、納得できる結果だからこそ、受け止めきれない感情がある。
本作の良いところは、高校球児の奮闘だけでなく新人記者の苦悩も描いているところ。
子供だって大人だって、それぞれの世界で色々なしがらみを抱えながら、自分のやりたいことだけをやりたいようにやって生きている人なんてそうはいない。
だからこそ継続して何かをまっとうする、その行為そのものに価値が生まれる。
練習は裏切らない。
まぁ、あんな可愛い彼女がいるならその時点で勝ち組だよ君たちは。