てつこてつ

俺たちの街のてつこてつのレビュー・感想・評価

俺たちの街(2007年製作の映画)
3.0
タイトルとイ・ソンギュン、リュ・ドッカンの名前に惹かれてレンタル。

う~ん、プロットが雑だし、オ・マンソク演じる売れない小説家のキャラ設定や過去エピソードが詰め込み過ぎで若干無理があるのは否めない。

小さな町で起こる数年間かけて起こっている連続殺人事件で、死体がキリストの磔刑を模倣し、室内などではなく堂々と街中に放置されてるというのに、この町には監視カメラってもの存在しないんかよ!とか、いくら高校時代からの親友といえど刑事たるものが事件の捜査資料を簡単に一般人に渡すか?的な突っ込みどころも多い。

でも、全体的な世界観は好きだし、イ・ソンギュンとリュ・ドッカンは、やはり良い味出してる。イ・ソンギュンは「パラサイト」で一気に名を上げてしまい、今後の出演作品選びには慎重になっているだろうけど、やはり、この作品や「最後まで行く」「奴が嘲笑う」「火車 Helpless」のような熱い魂を持ったキャラクターが一番似合う。

ちなみに、イ・ソンギュンの正式な役者としてのデビューはミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」(笑)。あのカルト作品で、何の役を演じたのがすごく気になる。彼の個性ある声の低音から考えると、フランクフルター博士しか思いつかないのだが・・。

それにしてもレビュー数が少ないのが寂しい。
てつこてつ

てつこてつ