揺籠ふぃるす

デビルクエストの揺籠ふぃるすのレビュー・感想・評価

デビルクエスト(2011年製作の映画)
3.7
日欧米 Movie Sabbath
20作品目

ロングソードを構え、西洋甲冑でキメた我らがケイジ兄が、クールでニヒルな十字軍の英雄を演じるヒストリカル・ダーク・ファンタジー。

原題は
『Season Of The Witch』
それにしても酷い邦題だ。これで一ネタ損してます。評価低いのもそれが一因だね。

黒死病はびこる14世紀のヨーロッパを舞台に、病をバラ撒いたと疑いのある魔女をしりぞく事のできる『ソロモンの書』を唯一所有する修道院へ護送する事となったベイメンことケイジ兄と相棒フェルソン演じるロン・パールマン。遠く険しい旅が始まるのだった―――。

戦争に嫌気がさし、脱走兵に身をおとしたケイジ兄を説得するダンブロワーズ枢機卿を演じるのは、クリストファー・リー御大!黒死病に冒され、顔面がグズグズに爛れているので、全く気づかない…。

ケイジ兄の顔芸は鳴りを潜め、ヒーローに徹してます。

美術に一切の妥協無し。
ストーリーも様式美重視の為か、及第点確実に取りに行く感じなのに、邦題のせいで…。

【自分用MEMO】
『ソロモン』の項目よりwiki抜粋
『旧約聖書には書かれていないが、第三代イスラエル王であったソロモンがその英知をもって悪霊を支配していたという話はヘレニズム期のユダヤ人の間に流布していた[注釈 5]。1世紀から3世紀に成立したと言われるギリシア語の旧約偽典『ソロモンの聖約(英語版)』(『ソロモンの遺訓』とも)には、エルサレム神殿を建設していた頃のソロモンが、大天使ミカエルより悪霊を支配する指輪(ソロモンの指輪)を授かり、悪霊たちを神殿建設に駆り出したことが記されている。同書にもベルゼブル、アスモデウスなどさまざまな悪霊が登場し、36名の悪霊とその撃退法を列挙した箇所もある[16]。このような偉大な知恵者とされたソロモンにまつわる伝説から、その後千年に亘って、ソロモンに由来すると偽った文献群(ノーマン・コーンは偽ソロモン文書 pseudo-Solomonic books と呼んだ[17])がヘブライ語やギリシア語、アラビア語で書かれることになったが、中世盛期以降、魔術師が悪霊や悪魔を呼び出す術(ネクロマンシー)について記した、それまでとは趣を異にする偽ソロモン文書(グリモワール)がヨーロッパで流布するようになった[18]。』

『グリモワール』の項目より
wiki抜粋
『『ソロモンの鍵』『ソロモンの小さな鍵』『黒い雌鶏』などが有名で、特に『大奥義書』の異本『赤竜』に加えられた、黒い雌鶏を使った召喚儀式に登場する「エロイムエッサイム 我は求め訴えたり」(Eloim, Essaim, frugativi et appellavi)[3][4][5]という呪文は、日本でも有名である。』
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