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劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え! 星の戦士たちのHKのレビュー・感想・評価

3.3
『超星艦隊セイザーX』の劇場版作品。歴代の超星神シリーズの集大成となる作品。監督は『ゴジラVSビオランテ』『ゴジラVSキングギドラ』などの大森一樹。特撮監督は川北紘一。キャストは高橋良輔、進藤学、三浦涼介などなど

天文台でバスケットボールをやっていたセイザーXの三人たちの前に記憶消失した少年が現れた。さらにそこに謎の宇宙船が来襲してきた。更になんだかんだでジャスティライザーの変身の力を手に入れた新怪獣の卵から偽のジャスティライザーが大量出現して大暴れ、更に都市の人間が消失する事態に

超星神シリーズ自体はどれも小さい頃見ていたし、特典で入っていたCMもすごい懐かしかった。映画自体は東宝のお祭り映画みたいに子供向けだったけど見れてすごい嬉しかった。幼少期に同時上映のムシキングと一緒に見に行ったっけ。

人々が消失する過程でスプリットスクリーンを利用しているのが面白い。あそこで畳みかけるように早回しで事態が変わっていく姿がテンポが良い。やっぱりだれちゃったら駄目だからね。

ほとんど勢いだけで持ってく説話だったけど、そこがとても良かったと思いますよ。しっかりと段階を踏んで過去の超星神の戦士たちが現れるのもヒーロー映画の楽しみの基礎を得ていてとても楽しかった。

高田総統とかハッスルのメンバーが出ていたのも懐かしい。あの頃がプライドとかの全盛期だったからね。ああいうのが見れただけでもうれしかったです。

ジャスティライザー含め、戦士たちのアクションもキレがあっていい。斬新とか見得の一つ一つが決まってる。

ロボットではユウヒとかも登場。重量感があってよい。すぐにやられて大破してしまったところに、轟天号が突撃するのが良かった。流石の東宝特撮。あそこでの海底軍艦マーチがかっこいい。

川北監督の最後の雄姿みたいな所があるのかな。ゴジラ映画シリーズが終わってしまった後に任された怪獣路線だったから、やっぱり特撮部分はすごい迫力がある。マンモスボスキートは敢えてキングギドラに似せてるのかな?

セイザーXに変身してた人たちは未だに現役で頑張ってるのが良いですね。この映画でもよく個性が発揮されていたと思いますよ。アドは小さい頃と同じくニヒルでちょっと嫌いだったかな~。

3人とも変身前のアクションもすごい迫力あるからすごい。見れて良かったと思いますよ。

あの頃に戻りてえ。
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